G20首脳宣言への期待~W20運営委員として、今思うこと~
クオリアの荒金です。 6月28日、日本が初の議長国となるG20が大阪で始まりました。
世界20カ国の首脳が集まる、政治、外交、経済、貿易、環境など様々なテーマで熱い議論が交わされています。
G20には様々な分野の専門家やNGO、NPOが首脳たちに政策提言を行うエンゲージメントグループがあります。
その一つW20(Women20)の運営委員としてかかわってほしいと、お声がけ頂いたのは、ちょうど1年前の2018年6月のことでした。
その後、様々な分野のエキスパートが集結し、短い準備期間の中で怒涛の日々を過ごし、3月23日、無事安倍首相にコミュニケ(共同声明)を手渡すことができました。
W20は外務省のWAW(国際女性会議)との共催により、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんをお招きし、のべ3000人以上が参加するという一大イベントとなり、W20の存在を広く知っていただくよい機会となりました。
しかし、私たちW20運営委員の活動はここからが本番です。首相の手渡した共同声明の内容を、いかにG20首脳宣言に盛り込んでもらうのか。めざすはアルゼンチンの首脳宣言にうたわれた、「あらゆる政策にジェンダーの主流化を(ジェンダーメインストリーム)」を実現するというものです。
それを叶えるべく、W20企画運営委員としても、ダイバーシティ推進に関わるものとしても、本日からのG20首脳宣言に「どれだけW20のコミュケ(共同宣言)の内容を盛り込めるか」、粘り強く真摯なロビー活動を続けてきました。
そして、迎えた地元大阪でのG20。今日の首脳宣言でどのような内容が盛り込まれるのか。
日本のダイバーシティ政策の大きな節目として、記念する日となることへの期待が膨らんでいます。
みなさん、どうぞサイドイベントのメディア報道、そしてG20の首脳宣言に、ご注目ください。
企画運営委員を拝命したときは、ちょっと(いえ、今から思えば相当)本当に私でよいのか、役目が果たせるのかという不安と緊張感にさいなまれたことが多々ありましたが、本当にかけがえのない体験をさせていただきました。
これからも日本や世界のダイバーシティ推進を目指して、かけぬけていきます!