クロスロード・ダイバーシティゲームとは?
クロスロード・ダイバーシティゲームは防災ゲーム「クロスロード」のダイバーシティ編です。
悩ましい問題について、ゲームを通して疑似体験し、楽しみながらより深く対話を促進するツールです。
クロスロードを詳しく知るクロスロード・ダイバーシティゲームが育む6つの力
人や場所を選ばないクロスロード・ダイバーシティゲーム。
ダイバーシティ推進に必要な力を伸ばします。-
気づく力
自分と相手の価値観や信念、パターンに気づく。バイアスへのアンテナを立てる訓練に最適。
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想像する力
リアルな事例や、身近だが経験したことのないケースを追体験。「自分だったら…」が想像できる。
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理解する力
「多様な人がいて、多様な答えがある」ことを体感的に理解できる。
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言語化する力
自分の想いを言葉にして、伝える意欲がわく。適切な言葉を選ぶ大切さが理解できる。
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共感・受容する力
少数意見を大切に取り扱える。自分と異なる意見への共感が生まれ、受容することができる。
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対話する力
答えのない問題について、対話する力を養う。誰もが参加しやすく、フラットな立場で対話できるようになる。
クロスロード・ダイバーシティゲームの進め方
カードに書かれた事例を自らの問題として考え、
YesかNoかで自分の考えを示すとともに、参加者同士が意見交換を行いながら進めます。1.決断の分かれ道、Yes or No あなたならどうする?
カードの問題は、多様な人がいる場でおこりがちな悩ましい問題、ジレンマばかり。あなたはどちらを選びますか?答えを決めて 伏せたまま自分の選んだカードを出します。
2.掛け声とともに いっせいにオープン!
カードに手をかけて、声をそろえて「せーの、オープン!」と、いっせいにカードを返します。「意外とYesが多いな」「お、ただ一人Noがいる」など、勝敗のゆくえも楽しみの一つです。
3.やった!多数派orオンリーワンは座布団ゲット!
多数派の人は青色座布団を1枚もらえます。でも、たった一人少数派がいたら、残念ながら多数派は座布団がもらえません。そのかわり、オンリーワンの人が金色座布団をもらえます。
4.お互いの「ちがい」は対話の始まり。理由を聴きあおう
「どうしてYes?」「Noの理由は・・・」クロスロードのだいご味は、「なぜ?」を聴きあう時間にあります。お互いの理由の奥にある様々な前提、経験、想いをじっくり聴いて、対話を楽しみしょう。
クロスロード・ダイバーシティゲームの活用場面
ダイバーシティ&インクルージョンの効果を実感できるクロスロード・ダイバーシティゲーム。
どのような目的で活用されているのか、代表的な場面をご紹介します。クロスロード・ダイバーシティゲームの体験者の声
- たくさん考えてあっという間の1日でした。ダイバーシティ&インクルージョンに、ゲーム形式で取り組めることは本当にいいと感じました。
- 対話が深まり「自分と違う意見をもっと聞きたい!」という気持ちになりました。ジレンマを活かした問いづくり(クロスノート)も有意義でした。
- ぜひ研修の一環として、社内で展開したいです。
- ゲームという形で、深い話ができる良いツールだと感じました。自分の偏見を知るともに、周りの意見を聞けるのがいいですね。社内のハラスメント研修などとの相性もよさそう。
- 自身の価値観や意思決定の「くせ」に非常に気づかされた。アンコンシャスバイアスを体験的に理解できました。
- ゲームでの疑似体験は、想像以上にパワフルでした!「違い」を面倒と片付けるだけでなく、「楽しい!」「深めるチャンス!!」と思えたのは、新しい発見でした。
ダイバーシティクロスローダーとは
ダイバーシティクロスローダーは、D&Iやクロスロード・ダイバーシティゲームに関する知識と経験、専門性を有する実践者です。
ビジネス、行政、教育など様々な分野で研修やワークショップを提供する等、クロスロード・ダイバーシティゲームの普及促進を行っています。
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