DE&I推進リーダー研修

DEI経営の担い手である推進体制は百人百様

DEI（ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン）推進成功のためには、どのような組織体制で、ダイバーシティ導入を進めるかも非常に重要です。推進体制はいくつかのパターンにわけられ、有効なアプローチは異なります。

組織形態	傾向	メリット	成功のポイント
経営者率先型	経営者の強いコミットメントがあり、比較的規模が小さい会社で採用されることが多い	経営者の意志がそのまま施策に反映される決断が早くすぐに取り組める変更など柔軟に対応できる	従業員の声を反映できるような場を設け、経営者の独断にならないようにする
総務人事主導型	職種が比較的少ない企業で採用されることが多い。人事部門内に責任者を配置して、人事施策と連動して展開する	人事・労務に関する情報が集まっているため、話し合いや施策の検討・選択がスムーズに行える人事・労務制度の設計や改定などと直結した施策が検討しやすい	経営トップのサポートが必須制度の整備だけに終わらず、現場を変えるような施策を広範囲で展開する経営者と従業員をつなぐ役割が不可欠
専門組織設置型	経営トップと連動したダイバーシティ専門組織を新設して推進する	職種が多様であり機能部門が縦割りの組織でも、組織横断的に対応できる	各部門によき理解者を得る専門部署だけがやればよいという意識に陥りがちな点に留意する
プロジェクトチーム型	全職場からメンバーを募集して実施する	従業員の声を横断的に聞けるメンバーに当事者意識や積極的な参加姿勢が生まれる	最大の敵はやらされ感自律的な活動ができるように環境づくりや支援が必要事務局は裏方に徹し、プロセス管理をしっかり行う役割を担う

推進リーダー・チームにもスキル・マインド習得が必要

DEI（ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン）推進を実行するためには、推進の担当者（推進リーダー）を決めなければなりません。推進リーダーにはDEI（ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン）推進への強い意志と問題意識が不可欠ですが、思いだけでは組織を動かせません。

推進体制やリーダーとしての在り方は組織によって様々で、誰がリーダーとなりどんなメンバーとチームを作るのか、最初の一歩をどう踏み出すのかは、非常に重要です。

DEI推進施策を全社的に展開するためには、推進担当リーダーやチームメンバーのリーダーシップや調整能力、ファシリテーションスキル、加えて社内外での人脈も必要です。また、推進チーム内でのチームビルディングや心理的安全性の確保、チーム内の多様性確保も、プロジェクトの成功を左右します。

プロジェクト成功のためにも、まずは自社の推進チームがどのパターンに属するか確認した上で、必要な知識やスキル、マインドを習得しましょう。

研修内容

組織におけるDEI推進の旗手となるダイバーシティ推進担当者の育成を行います。推進担当者として必要な基礎知識のインプットだけでなく、必要な心構え（マインドセット）、実際の業務に役立つスキルセットまで実施可能です。

特徴

ダイバーシティ推進のフロントランナーが監修！外資内資を問わず多数の企業の推進チームと協働した知見を盛り込みました。
DEI推進の最新潮流を他社事例も交えながらダイバーシティの基礎的な知識が得られます
貴社の推進体制にあったアプローチに対応します

研修後に期待できる効果

ダイバーシティ推進チームが自らの言葉で「ダイバーシティが何故、自社に必要か」を言語化できる
DEI推進の本質を自社の経営状況と照らして理解できる
DEI推進に必要なスキルを習得し、周囲を巻き込む力を伸ばせる

研修概要

コース名	DEI推進リーダー研修
目的	組織におけるDEI推進の旗手となるダイバーシティ推進担当者の育成を行う。DEI推進の本質的意義を理解して、推進者としてのマインドセットを醸成し、組織内で実行するためのスキルを習得する。
研修の内容	ダイバーシティ推進における基礎知識インクルージョンを実践するためのヒント DEI経営の実践例マインドセットとスキルセットを習得する＊受講生の理解度を高める事前課題の設定も承ります
対象者	ダイバーシティ推進担当者
受講人数目安	【対面研修】24～30人【オンライン研修】24～50人【ハイブリット研修】24～50人＊必要に応じて、研修効果を最大化するため、複数回実施や、サブファシリテーターおよびテクニカルファシリテーターの臨席をご提案する場合がございます。
研修時間やスケジュール	1時間半（90分）、半日、1日、複数日程など、お客様の希望スケジュールによって、研修の内容をカスタマイズし、柔軟に対応いたします。女性管理職育成のみ特別フォーマット（終日×複数日程）
場所	全国対応可オンライン／ハイブリット研修の場合は、お客様の希望ツールに準拠いたします（Zoom、Teams等）＊但し、オンラインサポートを弊社で実施する場合はZoomのみ承ります。
受講者への要件	事前・事後課題の有無はお客様の希望により設定いたします。
対応できる研修形式	対面／オンライン／ハイブリット

研修詳細

録画	可（別途料金を申し受ける場合があります）
受講料や関連費用	人数や期間、登壇講師によって異なります。お見積りをお出しいたしますので、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
企業文化や個別課題への対応	貴社特有のニーズに沿った、プログラムを提案いたします。
サポートやフォローアッププログラムの有無	オンラインでの円滑な運営をサポートするテクニカルファシリテーターや、大人数／高難度の研修をサポートするためのサブ講師の手配など、目的や予算、スケジュールに合わせて、その他サポートやフォローアッププログラムの提供（別途見積もり）をいたします。
教材の有無	投影資料をすべて配布提供可研修内容に沿ったワークブックも別途料金で制作いたします

導入事例（一部紹介）

研修名

業界	機械
実施人数／対象	80名（各部門のダイバーシティ推進担当者）
実施目的と背景	まずはダイバーシティ推進担当者に、D&Iの基本知識や本質的意義、マインドセットをインプットしたい。社内でDEI推進（ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン推進）はまだまだ認知度が低い。女性活躍も進んでいない一方で、業界として女性が多く、活躍できるフィールドであるポテンシャルは高い。まずは現場担当者から学ぶことで、DEI推進の風土を醸成したい。
実施形式	オンライン
時間	6時間半